「有名サラリーマン」と「普通の会社員」は何がちがうのか。「¥マネーの虎」の生みの親・日本テレビの栗原甚氏が、初の著書『すごい準備』(アスコム)の出版を記念し、数々のベストセラーを手がけてきた幻冬舎の箕輪厚介氏と対談した——。(第2回)

誕生日のサプライズに激怒した理由

幻冬舎の箕輪厚介氏
撮影=小野田 陽一
幻冬舎の箕輪厚介氏

【栗原】箕輪君はツイッターのフォロワーも多いよね。何人くらい?

【箕輪】いま15万人はいます。オンラインサロン(箕輪編集室)が800人くらい。そこに入っている人たちは、僕が何かやるときに一緒に面白がってくれる移動可能な資産です。僕はいま幻冬舎で本をつくっていますが、その対価は給料じゃない。本を出すことで、ブランドという資産を貯金して、そのブランドを外で使って、稼いだり活動している感覚ですね。

そう言えば、この前、誕生日にサプライズされて怒ったんです。

【栗原】どういうこと? ドン引きするくらい怒ってたのはツイッターで見たけど(笑)。

【箕輪】カラオケ屋で小学校や高校時代の友達から、起業家の友達、アーティストの友達、総勢20人くらいが待っていた。その後も30分おきにサプライズゲストが来てくれましたが、僕は「こういうの要らないから」と言って。まわりの空気は完全に凍っていました。

その場ではうまく言語化できなかったんですが、そのあとnoteに僕が怒った理由をめっちゃ細かく書きました。だから実際は怒っているというより、自分の違和感をしっかり詳細に覚えておきたいという感じ。多くの人はスルーするけれど僕はこう思うって感覚が企画の種になったりするので。