病院選びでやってはいけないことは何か。医師の牧田善二さんは「基本的に、一人の医者が持つ得意分野は多くても2つか3つ程度だ。医者が一人しかいない個人病院でたくさんの専門を掲げている場合は、得意分野がないということになる」という――。
※本稿は、牧田善二『医療に殺されない 病院・医者の正しい選び方』(新星出版社)の一部を再編集したものです。
「とりあえず近所の病院に行く」をやめる
ふだんからかかりやすい病気、誰でも経験するような発熱やセキ、頭痛などといった症状は誰にでも経験があると思います。
こういったとき「とりあえず近所の病院に行く」のはやめましょう。
カゼをひいてこじらせてしまったとき、高熱が出たり、セキがひどくなったり、関節が痛くなったり……。しんどくて「もしかしたら肺炎じゃないのか、このままだと死んでしまうのでは……」などと不安になったことはないでしょうか。
こんなとき、どの病院にかかりますか?
ほとんどの方は、おそらく近所にあるクリニックに行くでしょう。
私は、これをおすすめしません。
「インターネットでクリニックなどを調べて、『呼吸器内科』という看板を掲げている病院に行く」ことをおすすめします。
その理由は、セキを伴った発熱の場合は、呼吸器内科を専門にしている医者の専門分野だからです。セキがなく、鼻水やのどの腫れがひどい発熱の場合は、「耳鼻咽喉科」を受診したほうがいいでしょう。

