日本で暮らすなら東京か地方のどちらがいいのか。2ちゃんねる創設者のひろゆきさんは「東京か田舎かの二択で考えるから結論が出ない。固定費もかからず、利便性も高い『いいとこ取り』の方法がある」という――。
※本稿は、ひろゆき『人生の正体 生きること、死ぬこと』(徳間書店)の一部を再編集したものです。
息を吸うだけでお金がかかる東京
東京の求心力はすごい。
東京には常に人が集まってくる。いつも新しいものであふれていて、刺激に事欠かない。電車やバスなど公共交通機関も隅々まで行き届いているし、深夜12時を過ぎても開いている店が多ので、便利だし、快適だ。
ただ、東京で暮らすことをコスパの面で考えると間違いなく悪い。最悪と言っていいかもしれない。
なぜなら、東京では「息を吸う」だけでコストが発生するからだ。
なかでも、最大の固定費である住む家にかかるコストは、東京と地方とでは雲泥の差がある。少し比較してみよう。
東京暮らしは「家賃・住宅ローンのために働く」はめになる
東京都内に通うサラリーマン(正社員)の年収中央値は約400万円だ。これに対し、東京23区に建つ新築分譲マンションの平均価格は1億3600万円にも上る。
不動産・住宅情報ポータルサイト「ライフルホームズ」や「スーモ」の賃貸相場データを見ると、東京23区内にある3LDKのファミリー向け賃貸物件の家賃が月20万~30万円に達する一方、地方都市では6万~9万円のレンジに収まるケースが多い。
仮に東京23区で月々25万円、地方都市で月々8万円、それぞれ支払い続けた場合、30年間の総額は、東京23区が9000万円かかるのに対し、地方都市は2880万円と、その差は6000万円を超える。
東京では家賃や住宅ローンの返済をするためだけに、働かざるを得ないループに人生がからめ取られてしまうわけだ。
じゃあ、田舎で暮らすことが最良の選択なのか。実は、そうとも言い切れない。

