加齢とともに記憶力は落ちるといわれている。だが脳の可能性は無限大だ。今回、「最高齢」で難関資格に合格した人たちに、その学び方を聞いた。第4回は「79歳で宅建士」の和田京子さんだ――。(全4回)

和田京子さん(89歳)は不動産業を営む経営者だ。和田さんが宅建(宅地建物取引士)の試験に女性最高齢合格を果たしたのは、79歳のとき。ずっと専業主婦で、不動産業の経験などない状態からの挑戦だった。80歳で和田京子不動産を創業し、仲介手数料を無料にするなどのサービスを提供、着実に事業を運営してきた。どのようにして難関資格を取得したのか。

チェックボックスを書き足して勉強

とにかく「宅建命」。命をかけて勉強しました。