「もらさず」は間違いだった

儒学者、貝原益軒の『養生訓』の一節に「四〇以降、血気やうやく衰ふる故、精気をもらさずして、只しばしば交接すべし(巻第4の65)」という箇所があります。

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俗にいう「接してもらさず」で、そうすれば「血気がよく巡って体によい」と続くのですが、最新医学からすると全くの誤解です。