「もらさず」は間違いだった
儒学者、貝原益軒の『養生訓』の一節に「四〇以降、血気やうやく衰ふる故、精気をもらさずして、只しばしば交接すべし(巻第4の65)」という箇所があります。
俗にいう「接してもらさず」で、そうすれば「血気がよく巡って体によい」と続くのですが、最新医学からすると全くの誤解です。
最新の科学的根拠による新常識では、精はもらせばもらすほど心臓にも血管にもよく、がんや生活習慣病を予防して寿命を延ばすというもの。逆に早くから性行為をやめた男性は、死亡リスクが上昇するという研究結果もあります。現代の養生訓を説くなら、さしずめ「しばしば交接し、大いにもらすべし」ですね。
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