インド・ベトナムではなぜ人材マネジメントが難しいのか

インドやベトナムはグローバル化を進める日系企業にとって将来の成長を考える際に無視できない存在になってきている。BRICsのなかでも、その巨大な潜在市場を背景に、特に高い注目を集めるのがインドだ。

一方、ベトナムはもう1つの巨大マーケットである中国と地理的に隣接し、アジアの自動車産業の基地となっているタイとも近く、「チャイナ・プラス・ワン」の筆頭にあげられることも多い。事実、日系企業の進出数および現地での操業規模は着実に拡大しており(2006年度データによるとインド328社、ベトナム555社、出所:日本貿易振興機構)、中期的に見れば両国とも確実にグローバル経営のなかで重要な位置づけに置かれることは間違いない。

しかし一方で、すでに進出している企業からは、「インフラ整備の遅れ」「関係所管とのやり取りの難しさ」と併せて、「人材マネジメントの難しさ」が経営課題としてよく聞かれる。