これまで日本では現場主義によるボトムアップ方式、アメリカではトップダウンによる上意下達の組織イメージが強かった。ところが、この3年間を調査した結果こうしたリーダー像に異変が起きているという。

リーダーのタイプが日米で逆転した理由

筆者は現在、米国をベースにして、北南米の日本企業の組織人事に関わる経営コンサルティングを行っている。米国型と日本型マネジメントの双方を見つめながら、人材マネジメントを通じていかに日本企業がグローバルでの競争力を強められるのか、を考える毎日である。ここでは、日米企業のマネジメントスタイルの逆転ともいえる変化が競争力にどのような影響を与えるのかについて考えてみたい。

人材マネジメントを考えるとき、日本型と米国型のマネジメントがよく比較される。その際、年功序列、終身雇用、企業別組合における労使関係などは、日本型マネジメントの根底にある要素としてよく挙げられる。一方、成果主義は米国型の典型のように扱われる。今では評価主義の評価も賛否両論で、成果を重視することは経営判断として揺るぎないものの、これをいかに日本の労働慣行に合ったものにしていくかという運営レベルの議論が交わされるようになった。