令和元年が幕開けし国内では祝賀ムードが続いているが、今後安定的な皇位継承ができるかどうかは非常に危うい状況にある。これを受け、秋には政府レベルで安定的な皇位継承についての議論がスタートする。問題解決のためにはどのような考え方を取るべきか。橋下徹氏がツイッターでの議論を通じ、まず叩き台を提示する。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(5月7日配信)から抜粋記事をお届けします――。

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日本国民が天皇制を支持する際の「5つの立場」

天皇制を守りたいと思う国民の敬慕の念はどこから湧いてくるのか。

(1)神武天皇から続く万世一系の皇統(血筋)が根源となっているとする立場。そしてこの皇統は男系男子、つまり男側の直系子孫で現在まで続いているということに敬慕の念が集まるとする
(2)教育や社会制度によって敬慕の念が醸成されるという立場
(3)実際に目にしている天皇陛下をはじめとする皇室の皆様の行為(態度振る舞いの様子)が根源となっているとする立場
(4)敬慕の念はないとする立場→天皇制否定論へ
(5)そもそも国民の敬慕の念など考える必要はないという立場

※写真はイメージです。(写真=iStock.com/brize99)

だいたいこの5つに収れんされると思う。

みなさんはどの立場だろうか? (1)から(5)のいずれか1つにスパッと当てはまる人もいれば、複数に当てはまる人もいるだろう。さらに複数に当てはまる場合にも、重みの違いもあるだろう。

僕は、(1)と(3)であり、(3)の方が(1)よりもかなり比重が高い、という立場だ。

以上の5つの立場を念頭に、以下の議論を見てもらいたい。

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この問題についてツイッター上で衆議院議員の長島昭久氏や足立康史氏と議論を深めていたところ、今度は歴史について色々な本を著している倉山満氏がフェイスブックで次のような批判をしてきた。

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〈橋下氏も関西の人間なので「延暦寺の不滅の法灯」は知っていると思う。開祖最澄が火をともして以来、三度の焼き討ちにもかかわらず、その都度、分灯していた火を戻し、いまだに伝教大師最澄が灯した火は燃え続けている。
じゃあ、仮に「不滅の法灯を維持するのが大変だから」と、蝋燭をやめて電球にするのか? という話。理屈を言い出せば、いくらでも「維持するのが大変だから」なんて言えますね。
問題は、約1200年前から燃え続けている不滅の法灯に価値を見出せるかどうか。
男系なんて民主主義の時代に維持しなくていいじゃん!
不滅の法灯なんて科学技術が発達した時代に維持しなくていいじゃん!
これは理屈であっても、論理ではない。〉

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