リアルの世界でも人とのつながりを加速させる

他にもフェイスブックでは面白い出会いがいくつも生まれています。

シンガポールに出張したときに1日休みができたので、一人でご飯を食べるのも味気ないと思って、フェイスブックで一緒にランチを食べられる人を募りました。すると10人以上集まったのですが、そのうちもともとの知り合いは一人だけで、あとは知らない人ばかり。フェイスブックを見た人だけでなく、日本にいる友人から連絡をもらったという人もいました。おかげでたくさんの人とご飯を食べられ、知り合いもたくさん増えました。

3年くらい前には、フェイスブックで「出口さんの著書を読んでファンになりました。大阪に住んでいるのですが、僕と飲んでくれませんか」というメッセージをいただきました。

偶然にも翌日は大阪に泊まる予定があったのでOKしたら、相手は急遽、飲み会をセッティングしてくれました。それ以来仲良くなり、何度も飲み、APUにも訪ねてきてくれました。

僕にとってのSNSは、一期一会でさまざまな人と情報交換ができるツールであるばかりでなく、リアルの世界でも人とのつながりを広げてくれるすばらしいツールでもあります。

(構成=Top Communication 撮影=大槻純一)
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