SNSは本当は苦手です
僕がツイッターやフェイスブックを利用していると、周りの人からは「意外だ」とよくいわれます。たしかに僕はSNSのようなツールは、本来は苦手なタイプです。それでも現在は、ほぼ毎日SNSで何かしら情報を発信しています。数行の文章を投稿する、目にとまった記事のシェアをするなど、大体1日に3回くらいですね。
ツイッターやフェイスブックを利用するのは、大学に通勤するときなどの移動中がほとんどです。それも、電車やバスで座れなかったときに限ります。座れたら本を読むからです。
だから立ったままスマホを操作することになります。まずは仕事のメールに目を通し、必要ならすぐに返信して、それでもまだ時間が余ったらSNSを開く。あくまで隙間時間ですから、平均すると1日合わせて15分くらいでしょうか。それ以外にSNSを開くことはまずありません。
他人の投稿はほぼ読まない
こんなことをいうと叱られるかもしれませんが、他人のSNSの投稿はほとんど読みません。というか読んでいる時間がないのです。僕にとってのSNSは、基本的に情報発信のツールなのです。現在、ツイッターのフォロワー数は約11万7000人、フェイスブックのフォロワー数は約1万2000人います。
連絡手段としてメッセンジャーを利用することもあります。最もやりとりが多いのは、僕が学長を務める立命館アジア太平洋大学(APU)の学生たちです。
学長室もいわゆるオープンドアの考え方で、学生の訪問はいつでも歓迎しています。それでも実際に訪ねてくるのは年に100組くらいなので、ツイッターなどでコミュニケーションをとるほうが圧倒的に多くなります。「この催しに来てください」「お会いしたいので、この日の都合はどうですか?」などのメッセージが、ダイレクトにどんどん送られてきます。
フォロワーの中には学内の教員や職員もいて、年齢は僕より若い人が大半です。
企業のトップの方は、実際にお会いすることはあってもSNSを利用する人はわずかなので、ほとんどつながっていません。もっとも、フェイスブックの友達申請は、すべて受け入れていたらすぐに上限の5000人に達し、新たな申請が受けられなくなってしまいましたが。