医学部の2次試験には面接試験が課される。その試験では、医師に向いているかどうか、その適性を判断するという。どのように見抜くのか、順天堂大、東邦大の医学部長が解説する。
医師の育成経費は1人あたり1億円
東京医科大学の不正入試報道では、特定受験生の1次試験点数を加点し、合格させていたことが明らかになった。東京医科大の1次試験(一般)は、英語、数学、理科のペーパーテストになる。それからほどなくして、2次試験の結果が恣意的に操作され、女子と多浪男子が不利になっていたことも公になる。小論文、面接、適性検査といった2次試験は、1次試験合格者だけに課せられるものだが、一連の報道で、医学部医学科に2次試験があることを知った読者も少なくないのではないか。
医学部は、私立31校、国立43校、公立8校にあるが、全校で2次試験(国公立はセンター試験後の個別試験)が実施され、九州大学を除いて面接は必ず盛り込まれている。一般入試で面接が必須なのは、医学部の大きな特徴だ。
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