8割超の女性が、学歴を気にする
かつて、女性が結婚相手に求める条件は3K、すなわち「高学歴・高収入・高身長」とされた。“大学全入時代”でも、結婚相手への「学歴」信仰は続いているのか。編集部では20代女性300人を対象にアンケート調査を行った。
調査結果によると、約83%もの人が「相手の学歴を気にしている」ということだ。全く気にならないと答えたのはわずか17.3%。それ以外は何だかんだ言って「気にしている」のである。結婚相談所を主宰する仲人の鎌田れい氏は次のように話す。
「『少し気になる』が最も多いのは、とてもリアルな結果だと思います。女性が最も気になるのは年収と勤務先。学歴はあったほうがいいし、気にはなるというレベルです。ちなみに男性は女性に学歴を求めません。求めるのは年齢と容姿です(笑)」
ただし、相談に来る女性は、「学歴は気にしていられない」と言う人が多いそうだ。「学歴があって、いい会社に勤めていて、収入もある素敵な男性は、売れちゃってますからね。高学歴でも残っている男性は、女性と付きあったことが1度もないなど、コミュニケーション能力に難がある人も多いです」(鎌田氏)
それでも学歴が気になる背景には親の影響があるとか。
「女性が学歴を求めるのは『親からの刷り込み』が大きいですね。親に学歴コンプレックスがあり、『うちのお父さんは高卒だから』と小さい頃から聞かされていれば、自ずと相手に学歴を求めるようになってしまいます」(鎌田氏)
では、どんな大学が人気なのか。女性に結婚したい大学を聞いたところ、1位は早稲田大学だった。
「学力、財力ともに安定してそう(29歳)」「安定した仕事に就けそう(29歳)」「有名でOBも多いから(24歳)」「地頭がいい人が多そう(21歳)」と、さまざまな理由から評価が高かった。
2位の慶應義塾大学は「親の経済力や一般常識が保証される(29歳)」「いい家庭で育ってそう(28歳)」と“育ちのよさ”で人気だ。
3位に入ったのは大阪大学。理由は「国公立だから(28歳)」「頭がいいけどおたくっぽくなさそう(25歳)」「幅広いジャンルで教養がありそう(27歳)」と知的なイメージ。