目の前にある食べ物や飲み物は、はたして体にいいのか、悪いのか。ボストン在住の医師・大西睦子先生がハーバード大学での研究や欧米の最新論文などの根拠に基づき“食の神話”を大検証します。
ポテトチップスやハンバーガー、インスタントラーメン、菓子類、甘い清涼飲料水などは、高エネルギーで塩分、糖分、脂質を過剰に含むことが多く栄養が偏っています。しかも良質なタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養価は低いことから「ジャンクフード(がらくた食品)」と呼ばれることもあります。それらを過剰に食べ続ければ、体に悪いことは誰もが知るところ。肥満、糖尿病、心臓病など生活習慣病の原因となります。
さらに最近の研究では、ジャンクフードが脳にも悪影響を与えることが明らかになってきました。豪ディーキン大学のフェリス・ジャッカ教授が、60~64歳の255人を対象に行った調査を、15年に医学雑誌に発表したものです。
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(小澤啓司=構成)


