目の前にある食べ物や飲み物は、はたして体にいいのか、悪いのか。ボストン在住の医師・大西睦子先生がハーバード大学での研究や欧米の最新論文などの根拠に基づき“食の神話”を大検証します。
「糖質オフ」あるいは「糖質ゼロ」を売りとするビール(発泡酒や新ジャンルのアルコール)は、すっかり市場に定着しました。「ビール腹」になることを避けたい消費者心理を見事に捉えた結果でしょう。
しかし、ビールに限らずアルコールの摂取と体重との関係は複雑で、一概にはいえません。過去の疫学調査からわかっていることは次の通り。
適量の飲酒をする人はしない人に比べて肥満率が低い。しかし、大量飲酒は肥満と正の相関関係にある。長期間にわたり中程度以上の飲酒を続けている人も肥満率が高い。アルコール依存症の人はやせている人が多い。
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(小澤啓司=構成)


