目の前にある食べ物や飲み物は、はたして体にいいのか、悪いのか。ボストン在住の医師・大西睦子先生がハーバード大学での研究や欧米の最新論文などの根拠に基づき“食の神話”を大検証します。今回は「バターとマーガリン」。米国では脂質の摂取方法に関して「脂質闘争」と呼ばれる議論が続いています。バターとマーガリン、結局どちらがいいのでしょうか――。

「脂質闘争」と呼ばれる議論

米国では長きにわたり、バターなどの脂質の健康的な摂取方法に関して「脂質闘争」と呼ばれる議論が続いています。まずは、脂質を大きく3つに分類してみましょう。

「飽和脂肪酸」は、バターやラードなど肉類や乳製品の動物性脂肪に多く含まれます。