部下は、器の大きな上司を求めている。部下が失敗をしたときも、「1分間ルール」を設けることで、上司への印象はかなりよくなる――。
部下の失敗にどう対応するか
部下から「人望」を得たいと願う上司は多いが、人望も「仕組み」次第で得られる。簡単にできるのは、まずは部下の話をよく聞くこと。部下は、器の大きな上司を求めている。トラブルを起こしたときもミスしたときも、まずは「きちんと受け入れてくれること」を望んでいる。だから自分の中で「1分間ルール」という仕組みをつくり、部下のどんな話でも1分間は聞こう。それだけでも「受け入れられた」と思われ、聞いてくれた上司への印象はかなりよくなる。
また、ピンチに動じない「フリ」をするだけでも器は大きく見える。たとえばミスした部下には、まずは事実の報告だけをさせよう。そのときのコツとしては、まずは部下を座らせること。相手だけ立っていては目線が違うため、話し合う環境がよくない。相手を座らせ、自分も座っていたほうが落ち着くので、まず座らせる。
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(澁谷高晴=撮影)


