多くの男性は女性に泣かれるとうろたえてしまう。涙は強力な武器とも言われているが、泣くという行為には、男女間に大きな認識の差がありそうなのだ。
言えば言うほど火に油、黙っていたらエスカレート
男性は論理的思考、女性は感情的思考と耳にするが、本当に女性は感情的なのか。まずはデータを見てみよう。
イラッとする場所の第1位は男女ともに「オフィス」(図1)。では、職場のどういったことに対してストレスを感じているのだろう。
「仕事の量・質」のストレスに男女差はない。差が顕著に表れるのが「職場の人間関係」によるストレスだ。なんと半分以上の女性が原因に挙げている(図2)。
では、男と女、どちらが怒りやすいのか。図3は夫婦げんかについての調査だが、夫と妻、どちらが先に怒り出すかを見てみると、若い世代の夫婦ほど、妻から先に怒り出していることがわかる。
イラッとしたときのレベルの調査(図4)でも、女性は「大声で叫びたくなる」以上と、男性よりも高いレベルのイライラを抱えている人が多い。
こうしてみると、やはり女性は怒りっぽく、怒ると怖いという印象はあながち間違ってもいないようだ。
では、例えば当人にとっては不本意な人事異動の通告で、女性が泣き出してしまったとしたら、どのように対処すればよいのか。