女性が泣いてもオロオロしない

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「当の女性にしてみても、泣きたくて泣いているわけじゃない。〈やばい、泣いちゃった。あー、だから女はって思われちゃうよ。でも涙が出ちゃう。参ったなー〉と思っているわけです。多くの女性ビジネスパーソンはほぼ100%泣いてしまったことを恥じている。だからオロオロせずに放っておいてくれると、〈あ、助かった。この人、わかっている。よかったー〉となる。〈ちょっと飲み物買ってくる〉でもいいからいったん席を外して、その間に泣きやんでもらう。で、何ごともなかったように話を進める。〈君が泣く気持ちもわかるよ〉だとか、泣いたことを蒸し返しては絶対にいけません」

職場の場合、周りの目も気になるところ。

「泣いてしまって恥ずかしいという気持ちを女性が抱くのと同様に、泣かれた男性も〈あいつ、女を泣かした〉と噂されることを意識してしまいます。しかし、目につかない別室に連れていって解決するよりも、みんなの前で冷静に対処するほうがいいでしょう。泣いていた女性が〈自分でもわからないんだけど泣いちゃってさ、でも、すごく冷静に紳士的に対応してくれたんだよ。あの人、デキるねー〉といつか評価してくれるかもしれません」