ビールがうまい! そう若者に感じてもらいたい。年々ジリ貧になっているビール市場を「どげんかせんといかん!」とばかりに各社が動きを本格化。営業現場を追った。

取引先に、好きな数を書けと言われたら?

今のビール業界は、どの会社でも海外戦略を練りつつ、一方で地域に根ざしたマーケティングを活発化させている。

このエリアマーケティングを商品にしたのが、キリンの「47都道府県の一番搾り」だ。各都道府県の県民性や食文化、誇りなどをビールの味に落とし込み、個性豊かな47種類の一番搾りが醸造された。8月2日の発売を心待ちにしていたのが、長崎支社の面々だ。