弁護士をつけるタイミングはいつ?
このように保険会社にペースを握られると、示談金が不当に低くなるリスクがある。しかし、素人が交渉しても、返り討ちに遭うのが関の山だ。かといって弁護士をつければ費用がかさむ。何かいい手はないのだろうか。
まずチェックしたいのは、自分や両親、同居の家族が加入している自動車保険や火災保険に、弁護士費用特約がついているかどうか。特約があれば弁護士費用を原則全額負担してもらえる。
「特約がなければ、費用対効果を考えて弁護士の依頼を検討すべきです。弁護士をつけたら費用倒れというケースでは、弁護士も通常アドバイスのみで依頼を受けません。事故直後のアドバイスが重要なことも多く、今は無料相談も多いので、事故に遭ったらなるべく早く弁護士に相談することをお勧めします」
(図版作成=大橋昭一)