19歳でルワンダに渡り、教育支援を開始。その後国連と協力して農業事業を展開。昨年はタイで、位置情報サービスやヘルスケア事業、ドローンビジネスも立ち上げた。アフリカ・アジアで事業を進める22歳の青年が描く未来とは――。
日本の最終学歴は小学校卒業
【田原】杉並区立和田中学校のご出身だそうですね。和田中はリクルート出身の藤原和博さんが東京都初の民間人校長となり、注目されました。通われたのはそのころですか?
【牧浦】はい。小学校は学習院の初等科にいたのですが、中学進学を前に、父と藤原先生のお宅に遊びにいったんです。そのとき、うちに来ないかと誘われまして。
【田原】藤原さんは、世の中の仕組みを教える「よのなか科」という授業をやって話題になった。牧浦さんも、その授業は受けたの?
【牧浦】何回か受けました。印象に残っているのは、和田中出身のお笑い芸人の方が講義しにきてくれた回。あと、藤原先生が担当した、「ハンバーガーショップを出店するならどこがいいか」という授業もおもしろかったです。
【田原】ラグビーで骨折をしたことが次の転機になったとか。
【牧浦】ラグビーのトップリーグで東芝という強豪チームがあります。和田中にラグビー部はなかったので僕はそこのジュニアチームに入っていました。とにかくラグビーがやりたくて、休み時間に友達と制服のままラグビーをして遊んでいました。ところが、友達からタックルされて複雑骨折。1週間、入院する羽目になりました。じつはその少し前から、「イギリスのボーディングスクールに留学しないか」と両親から勧められていました。親が病院のベッドにパンフレットを置いていったので、それをめくっていたら海外に行きたくなってきた。それで退院してすぐ藤原先生に、「俺、和田中を中退してイギリスに行きます」と。
【田原】ずいぶん急だね。藤原さんはどんな反応でした?
【牧浦】骨折の前から少し相談していたのですが、僕が決意を告げると、「よく決めた。おまえは日本にとどまる器じゃない。行ってこい!」と送り出してくれました。
【田原】ボーディングスクールというのは、寄宿学校ですね。誰でも入れるものなのですか。
【牧浦】入学試験があります。小学校のときに観世流のお能をやらされていたので、面接のときに1曲舞ったらすごくウケて、合格できました。
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