将棋界では「不調も3年続けば実力」という言葉がある。負けが続いたらどうするか、羽生善治さんが実践する“不調の乗り越え方”とは。脳科学者の茂木健一郎が解説します――。

「不調も3年続けば実力」

先日、将棋の羽生善治さんとお目にかかる機会があった。羽生さんとは、これまでも何回もお目にかかってお話ししているが、いつ会っても面白い。

今回の話もいろいろと刺激的だった。さまざまなことが話題になる中で、印象に残った言葉がある。それは、好調、不調ということに関する「経験則」である。