この世は、1つの舞台であり、すべての人は役者であると、シェークスピアはその戯曲の台詞に書いた。

確かに、そうかもしれない。人と人との関わりの中で、私たちは、多かれ少なかれ、「演じている」。「演じる」と言っても、必ずしも意識して演技しているわけではない。知らずしらずのうちに、ある役割を引き受けているのだ。

人間の脳には、関係性によって、自分のあり方を変える力が備わっている。小さな子どもだって、お母さん、お父さん、お兄さん、妹、先生、あるいは近所のおじさんといるときで、それぞれ、少しずつ態度が異なる。