自分が入っている保険はこれでいいのか? 見直すなら、どこをどう変えるべきか? 「あなたが入るべき保険」を判定する。

女性は20代後半から40代にかけガン罹患率が高い

独身のうちは死亡保険こそ必要ないが、入院保険(医療保険)には入っておいたほうがいいかもしれない。

「共働き夫婦の医療保険は“別契約”がいい理由」(http://president.jp/articles/-/16638)で説明した通り、医療費は健康保険でかなりの部分がカバーされる。さらにサラリーマンは「疾病手当制度」で、長期入院しても最長1年6カ月は一定の収入保障がある(図参照)。

図を拡大
サラリーマンには「傷病手当金制度」がある

だが、健康保険が適用されない先進医療を受けると、自己負担は高額になる。また、女性は20代後半から40代にかけて乳ガンや子宮ガンの罹患率が高くなる。

若くて健康なうちに入院保険に入り「先進医療特約」「ガン診断給付金特約」を付けておくと安心だ。

▼おひとりさまの保険を見直し!
【対象者(例)独身男性(会社員)40歳、独身女性(会社員)40歳
【住まい】男女ともに賃貸【年収】男性の年収650万円、女性の年収600万円
→現状のプラン

検討したほうがいい [終]=終身保障
◆男性の保険
【死亡保険】入院保険[終]入院時手術[終]先進医療[終]ガン診断時[終]ガン通院[終]
◆女性の保険
【死亡保険】先進医療[終]ガン診断時[終]ガン通院[終]

→標準的なプラン

◆男性の保険の内訳
【医療保険(入院保険)】月額保険料 4100円、保障/払込期間 終身、入院日額 5000円、入院時手術 5万円、先進医療 2000万円、ガン診断時 50万円、ガン通院 日額 5000円
◆女性の保険の内訳
【医療保険(入院保険)】月額保険料 3600円、保障/払込期間 終身、入院日額 5000円、入院時手術 5万円、先進医療 2000万円、ガン診断時 50万円、ガン通院 日額 5000円

※プランは年齢・年収・持ち家の有無などの設定を基に、一般的な保険で構成した場合の目安。「優良体割引」等考慮せず。収入保障保険は最低支払保証期間5年、入院保険は1回60日を限度、通算1095日を限度としています。

東京プロビジョン代表取締役 都倉健太
大阪市立大学卒業後、三井海上(現・三井住友海上)に入社。2004年、豊富な商品知識と業務経験を持つ保険会社のOB・OGを中心とする代理店、東京プロビジョン設立。著書に『保険は今より6割安くできる!保険会社の社員が家族にしか教えない保険の「超」見直し術』(東洋経済)ほか。
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