――傘下各社の得意な市場をそれぞれ深掘りしていく戦略か。
【喜田】我々はブティック型経営が基本だが、専門店化しすぎているところはある。そこで今春から太陽生命のこども保険を大同生命のお客様に提案したり、逆に大同生命で人気のある長期保障の定期保険を太陽生命のお客様に販売するなど、クロスセルを進めている。どちらも年間の目標を3カ月で突破して好調だ。
大切なのは、「風に聞け、波に学べ」。ヨットは風や波を見て一歩先を読み、操縦する。経営も同じ。環境は荒れるかもしれないが、臨機応変に成長スピードを加速させていきたい。
T&Dホールディングス社長 喜田哲弘
1953年、大阪府生まれ。76年慶應義塾大学卒業後、大同生命保険入社。経営企画部門、人事関係などを長く経験し、大同、太陽、旧東京の3生命保険会社統合に尽力。10年より大同生命代表取締役社長。15年より現職。
1953年、大阪府生まれ。76年慶應義塾大学卒業後、大同生命保険入社。経営企画部門、人事関係などを長く経験し、大同、太陽、旧東京の3生命保険会社統合に尽力。10年より大同生命代表取締役社長。15年より現職。
出身高校:大阪府立高津高校
長く在籍した部門:企画関係
座右の書(または最近読んだ本):『小説土佐堀川』
座右の銘:風に聞け、波に学べ
趣味:音楽鑑賞、料理、ヨット
(村上 敬=構成 市来朋久=撮影)