日本人の死亡原因でもっとも多いのが「ガン」。その中でもっとも死亡者の多いガンが「肺ガン」である。一度この肺ガンの「手術」を取りあげた(>>前回はこちら)。肺ガンの中心となる治療法にはそれ以外に「化学療法(抗ガン剤)」「放射線療法」がある。今回は進歩の著しい放射線療法を取りあげよう。

肺ガンの放射線療法では「定位放射線治療」が手術並みの治療成績とあって人気になっている。

定位放射線治療は放射線を正確にガン病巣に集中照射する方法。多方向から大線量をガン病巣に集中させ、すべての放射線の重なるところだけを破壊する。そのため、ピンポイント照射といわれている。また、コンピュータで行った三次元の治療計画通りに照射されているかどうかについては、CTで確認できるので、周辺への照射は1ミリ単位となっている。