ブランド品より教育に出費

ライフスタイル的には、上質なものを身に着けているが、決して派手ではなく、ブランドロゴが入ったバッグなどをあまり持たない質素な装いのマダムが多数派。「わが家も収入と時間の5割を子供のために使っている」とBさんが話す通り、「お金をかけるならブランド品より教育」が「浦和マダムの常識」だ。

ただし、浦和と名の付く駅名は東西南北含めて8つあるが、こうした特殊な(?)土地柄は主に浦和駅周辺に限られる。ちなみに、駅前に立つこぢんまりとした伊勢丹浦和店は、伊勢丹新宿店に次ぐ売上高をたたき出す。その理由は公にされないが、古くからの外商顧客が多く、資産家が日常的に買い物する店舗だからと言われている。

確かに駅前商店街を抜けると豪邸が並び、埼玉県外には知られていないが、さりげなく高級住宅地であることが見てわかる。だからだろうか。物価が都心並みに高い。この「物価の高さ」の話で、Bさんと筆者が思わずため息を一緒についてしまったほど。また、学校行事が多く、教育熱心な浦和マダムはフルタイムで働きづらいのも難点。だからこそ、高すぎる教育費を賄うために稼いでくるパパたちに対して愚痴をこぼす浦和マダムはほとんどいない。

「物価が高く、教育費はすごくかかっても、浦和に引っ越して本当によかった」と断言する元モデルママBさん。家族が教育を核に一致団結しているのが浦和ファミリーの特徴かもしれない。

▼浦和マダムの不満5

[1]みんな教育費をかけすぎる
[2]物価が高い
[3]スーパーが少ない
[4]子供の遊び友達がいない
[5]レッズ・サポと一緒にされたくない!

【関連記事】
30年後も価値が落ちない駅、暴落する駅
頭のよい子が育つ町、子育てしやすい町
首都圏「値上がりする町」ランキング
年収別シミュレーション「賃貸vs持ち家」どちらがいいか
発表! 東京23区ベストマンション、残念マンションズ【1】