中古価格こそが本当の価値を表す

2013年の夏、リーマンショック後では国内最高値と言われる、坪単価800万円の新築マンションが売り出され、話題となった。70平米に換算すると1億7000万円という値段だ。

しかし、一般に高額であるからといって、将来もその価値を維持できるかどうかはわからない。それは、新築マンションの価格は、物件自体の良し悪しだけでなく、そのときの景気や不動産市況、物件の話題性などに大きく左右されるからだ。

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中古マンション平均市場価格

これに対して、マンションの変わらない「価値」をよりわかりやすく表しているのが、中古物件の価格だ。これを維持できるマンションは、年月を重ねるほど価値が出るワインになぞらえて「ヴィンテージマンション」とも呼ばれる。その代表格・東京都渋谷区の「広尾ガーデンヒルズ」は、築20年超で、新築時より2~3割価格が上昇したといわれる。