最近、物価がどんどん上がっています。その背景にあるのは、昨年4月の消費増税と昨年秋以降の大幅な円安、原材料高騰など。企業努力だけではコストを吸収しきれなくなり、昨年後半から今年にかけて、価格転嫁が着々と進んでいるからです。
家計への圧迫を感じ、危機感を抱いている人も多いでしょう。そこでつくってみたのが、「家計への打撃度・物価上昇ランキング」。順に見ていきましょう。
第1位は、やはり「食品」です。ざっと挙げてみても、パスタ、乳製品、酒類、食用油、冷凍食品、レトルト食品、即席袋麺・カップ麺、コーヒー・紅茶、チョコレートなど、いつも食べているものが軒並み値上がり。カゴメケチャップや永谷園のお茶漬け、ヤクルト、味の素のほんだしなどは20数年ぶりの値上げだそうです。1円でも安いスーパーに遠くてもわざわざ出掛ける主婦感覚からすると、これはかなり痛い。
パスタなどによく使うオリーブオイルは30~50%も上がったので、値上げ前に買いだめした人も多かったようです。ワインやウイスキーの値上がり率も高く、お酒を嗜む家庭には大きな痛手でしょう。
第2位は、頻繁に購入するトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの「生活用品」。なくても命に関わるものではありませんが、今の私たちにとっては必需品です。対策としては、無駄遣いを減らして、少しでも節約するように気をつけるしかありません。