28期連続増収増益、とうとう銀座出店!

──日本を襲ったどん底のデフレ、極度の円高、そして円安。そんな経営環境でも28期連続増収増益を達成したニトリホールディングス。そのニトリが東京・銀座の百貨店「プランタン銀座」に出店した。取材班は新店舗の朝礼へと潜入した。似鳥昭雄社長が従業員に話しかける。

今年はニトリ60年計画の44年目。最終年である32年には3000店舗、売り上げ3兆円を達成しよう。前半の30年計画、100店舗、売り上げ1000億円は1年遅れで達成しました。目標達成のために重要なのは、10年、20年先を見据えて逆算すること。そして、今までの成功にあぐらをかいて同じことだけをしていては、達成は不可能です。だからビジョンから逆算して現状を否定することが重要です。首都圏の百貨店への出店という初挑戦にも臆することなく、精一杯、愛嬌よく、大きな声で頑張ってもらいたい。

──ニトリというと、郊外に大型店舗を構え、家族連れが自家用車で乗りつける、というのが一般的なイメージだろう。そのイメージを覆す東京の一等地への出店である。似鳥社長の肩にも力が入るのかと思いきや、儲け至上主義を否定し、若いスタッフたちと同じ年齢のころの自分の体験を語り始める。
2015年4月24日に開催されたニトリプランタン銀座店オープンの日の朝礼の模様(写真中央は、似鳥社長)。

私は27歳のときにアメリカへ行きました。すると同じような家具が日本の3分の1の値段で売っていた。売り場は3倍ぐらい大きかった。そこで考えたのは、日本もアメリカに追いつき、追い越そうということです。私たちの目標は、売り上げや儲けることではなくて、お客さんの暮らしを豊かにすることです。

銀座は小売業にとっては日本一の場所です。世界の一流が訪れるのがこの街であり、外国人客も見込める。そんな夢のような場所で、従来のニトリとは少し変身しないとダメです。若い20代、30代の女性を惹きつけるおしゃれなものにしたい。ダサいのはダメだと思うんです(笑)。