「日本人の住生活が豊かになるなら、たとえイケアに負けても構わない」と似鳥社長は断言する。

<strong>儲けることを求めないニトリが一番儲けている</strong>:顧客の要求に応じて値下げすると、売り上げも利益も伸び、さらなる値下げが可能。スタートが自社の儲けではなく、顧客のニーズであることがポイントだ。
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儲けることを求めないニトリが一番儲けている:顧客の要求に応じて値下げすると、売り上げも利益も伸び、さらなる値下げが可能。スタートが自社の儲けではなく、顧客のニーズであることがポイントだ。

イケアとはスウェーデン発祥の世界的な家具チェーン。日本では5店舗を展開するだけだが、北欧流のセンスと低価格とで一部から熱烈な支持を受けている。そのイケアに負けても構わない、と似鳥氏はいう。

(尾関裕士=撮影 ライヴ・アート=図版作成)