赤、青、黄色……とグーグルはロゴマークからして鮮やかだが、オフィスの中はさらにどの国も、負けじとにぎやかだ。理論と合理性をどこよりも追求する会社が、なぜこんな職場をつくるのか。

写真左/luxe barと呼ばれるバーカウンター。写真右/受付横にあるライブラリー。

六本木ヒルズ内にある東京オフィス。受付からしてカラフルでデザイン性に溢れ、なんとも楽しげだ。しかし、中はもっとすごい。床を泳ぎ回るプロジェクションの鯉、スタイリッシュなバー、壁に富士山が描かれた会議室待合スペースなど、驚きの連続だ。

世界各国のオフィスに共通するのは「その国の文化を表現し、訪れた人が楽しめるデザイン」(広報担当・緒方慈子さん)。グーグルではプロジェクトごとに必要なメンバーが国境を越えて集まる。異なる文化や考え方に触れることでよりよいアイデアを生んでほしい、という狙いがあるようだ。