では、ヘソクリの使い方はどうか。
調査結果(表参照)を見れば、夫も妻も「子供のため」「家族でのレジャー・旅行のため」が多く健全だが、プレジデント誌の見立てでは、これはあくまで建前の意見。「離婚対策」という回答項目があったら、妻の1位はダントツで決まりだったのではないか。また取材では妻は個人消費に使う傾向が強かった。
「家計費で払うのはためらわれるようなことにヘソクリを投入しています。歯のホワイトニングやアイライン、それにエステや整体にもたまに使っていますね。ママ友とのちょっと豪華なランチにも。そんなセレブ気分を味わいたいからこそ一生懸命ヘソクリしているんです」(34歳・専業主婦)
いわば、自分へごほうびするためのヘソクリというわけだ。
一方、ヘソクリをさらに増やそうと運用しているのは3割超と少数派で、妻は圧倒的に円定期預金と安定志向がうかがえる一方、夫は株式や投信、外貨預金などリスク性商品へ目を向けている。