阪急阪神百貨店などを展開するエイチ・ツー・オーリテイリング(以下、H2O)は、6月1日に中堅スーパーのイズミヤを完全子会社化して経営統合した。今回の大きな特徴は、買収対価の一部に自社株を活用したM&A(買収・合併)であることで、最近、同じような形でのM&Aが活発になっている。

具体的に経営統合に用いられたのは「株式交換」という方法で、イズミヤの普通株1株に対して、H2Oの0.63株が割り当てられる。H2Oは自社株の放出と新株の発行を組み合わせてイズミヤ株との交換を行うとされた。