エコ意識が高まる昨今、一躍脚光を浴びた家電といえば扇風機だ。電力不足が心配された2011年の夏は、消費電力の少ない扇風機が飛ぶように売れた。今年もまだまだ注目を浴びるだろう。

実はその扇風機の多くが、「ジェネリック家電」だ。ジェネリック(generic)とは、「一般的な」「総称的な」と訳され、ブランドにこだわらないことを意味する。医薬品で「ジェネリック」といえば、特許切れの新薬と同じ有効成分で作られた価格の安い後発品だが、ジェネリック家電とは、薬のそれとは若干異なり、近年に発売されている製品の技術も含めて利用しつつ、安価に提供している商品のこと。ブランド力のある大手電機メーカーの製品と同等の性能を備えているのに、低価格で手に入れられる商品だ。