休むことへの罪悪感が一番の問題

これまで日本の社会は、「努力や忍耐」で困難や課題を乗り越えてきた。だからこそ、「休み下手」な人が多い。

私は、インドで瞑想の講座を受けているときに、多くの外国人と会うのだが、話を聞いていると、日本人は本当に休むのが苦手だと感じる。

夜、ソファでスマートフォンを見る女性
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「休むことができない」というのは、制度や会社の仕組みが悪いからだけではない。

日本の文化や意識に根強く「休むことはよくない」という罪悪感が存在していることが一番の問題なのだ。これは海外と比べてみると一層はっきりする。

たとえばフランスやドイツなどヨーロッパ諸国では、バカンスなどの“休暇”を先に決めてから、そこに合わせて仕事のスケジュールを組み立てていくのが当たり前だ。

誰もがまず「自分と家族の幸せや休息のための時間」を人生の中心に置き、そのために必要なだけ働くという意識である。

仕事が先で、疲れたら仕方なく休む

一方で日本では、「仕事」が先にあり、疲れたから仕方なく休む……という逆転した考え方が根強い。

また、週休3日制、新しい働き方改革などのシステム的な改革も「みんなで一斉に」やらないと休みがとれない、という集団思考の表れでもある。

制度改革だけでは個々人の意識が変わらず、結果的に「本当はもっと休みたいけれど周囲の目が気になる」「仕方なく疲れてから休む」……この繰り返しになりがちだ。

意識が変わらないまま制度だけ変えても、根本的な改善にはならず結局は休めない――これが、「休み下手」の本質なのだ。