朝5時か6時に起きる平凡な毎日

戦争中の食糧難の時代には、「空腹は胃の休養時間」と言うようなスローガンがあったが、今でこそ空腹、即ち休養と言うことが健康のために大変よいと思えるようになったのである。

宇野千代『死ぬまで自由に生きる習慣』(明日香出版社)
宇野千代『死ぬまで自由に生きる習慣』(明日香出版社)

普段の私の一日は、割合に早起きで、朝5時か6時には眼が醒める。起きたら、先ず自分でパンを焼きサラダを作り卵やベーコンを食べる。飲み物は日本茶を飲む。食事のとき使った皿小鉢は自分で洗う。

ちょっと休んでから原稿用紙に向かって仕事をする。昼食はうちのもの達と一緒に、ほうれん草の胡麻よごしとか、野菜の煮物、魚の干物などで食べる。午後はちょっと昼寝をしたり、取材の人に会ったり、私のもう1つの仕事であるきもののデザインをしたりする。

その間に、一日五千歩くらいは歩くようにしている。夕食はまた、昼と同じようなものに、その日によっては天ぷらなどを揚げる。

こんな平凡な毎日であるが、私は一年中、一食たりとも食事をしたくないと思う日はないのである。これは、自分でも、何とも仕合わせなことだと思っている、忙しい毎日なのである。

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