体が本当に欲しがっているものを

そして、現在。私は相変わらず、家の者たちの手作りの野菜たっぷりの粗食を食べています。

この、栄養が体に自然に溶け込んでしまうような単純な食生活が、昔も今も、私には、とても気持ちがいいのです。

この食事が今日の私の寿命を支えてくれているような気がしてなりません。

食事は、人間が生きている間中、毎日欠かさず、しかも1日に3回もとるものです。自分の体から聞こえてくる声をよく聞き分けて、体が本当に欲しがっているものを食べるのが良いのではないでしょうか。

オクラの小皿がある食卓
写真=iStock.com/Thai Liang Lim
※写真はイメージです

胃袋や腸がびっくりして飛び上がるようなものを食べるのは、体に不親切だという気がしてなりません。

やれ玄米だ、やれ青汁だと夢中に

食べるものは、体をつくるもとですから、私も、ひと頃は、健康のために、いろいろと試した時代がありました。70代でしたでしょうか。あの頃は、健康ということにとても敏感になっていましたね。

やれ玄米だ、やれ青汁だと、人にすすめられると夢中になってあれこれやったものです。よいと言われたことに対してはすぐに反応して実行に結びつけるのも私の癖なのですね。早速に道具を買い込んで、それはもう、完璧にやるのです。

まるで、それが最高のものであるように熱中するのです。ブルガリアヨーグルトや紅茶きのこというのにまで手を出したこともあります。しかし、そのどれ1つ、結局、身につくことはありませんでした。