「ああしていれば」と考えても未来は変わらない
過去の失敗を反芻し、自虐的な思考を続けるのは、自分の助けにならないばかりか、逆効果だ。後悔や罪悪感は、あなたにメッセージを送っている。解決に向けて行動を起こせと訴えている。それを無視して、失敗したという事実ばかりくよくよ考えてはならない。
大切な誰かを傷付けたのなら、謝り、関係を修復する努力をする。それが済んだら、そこから学び、罪悪感を手放す。「ああしていれば」と過去を嘆き続けても、反芻から抜け出せない。今この瞬間に何をするべきか。それを見る。そうすれば、未来を変えられる。どうしようもない過ちさえも、「この失敗があったから学べた。こう変われた」と思える未来への転換点になる。
反芻思考に気付いたら、とめる。思考を切り替える。「どうすれば状況を改善できるだろう」と建設的に考える。まだ、そこまで考えられないときは、今この瞬間に意識を戻すための行動を起こす。
ここで役立つのは、マインドフルネスだ。習慣にすれば、反芻思考が起こったらすぐに気付き、とめられる。今すぐ、反芻をとめたいときは、好きなこと、没頭できることをやってみる。
「ごめんなさい」は信頼回復の出発点
罪悪感が理にかなったものだと思うなら、無視してはならない。前に進むために、行動を起こす。傷付いた関係を修復し、新しい信頼関係を築く。あなたが、完璧ではなく過ちを犯すとしても共に生きられる存在だと伝える。
謝りたくない。うまく謝れない。それが落とし穴になる。もちろん、謝るだけでは関係は修復できない。だが、それすらしなければ、不安定な土台の上に家を建てるのと同じだ。さらに、謝って「もう、しません」と約束するのは、基礎工事に過ぎない。「ごめんなさい」という言葉から始まり、明らかな行動の変化が続かなければならない。実際の行動によって、あなたがこれから変わることを示す必要がある。
最初にうまく謝れなかったとき、あるいは不誠実に聞こえたとき、相手はあなたを信じられないだろう。あなたが変わるとは思えず、もっと溝が深くなる。
だからこそ、ここで、謝るときの大切なポイントを見ていこう。研究から、6つの要素が明らかにされている。

