全部消したあとの修正ポイント

こういう典型的な表現は、一括置換でいったん全部消していい。それで読み直してみて、そのままで成立するならそれでいい。「言い過ぎかな」と思ったら、「だろう」や「かもしれない」「と思われる」などを付け加えたほうが自然な日本語になる。

赤鉛筆で赤を入れている手元
写真=iStock.com/AndreyPopov
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「示している」はたいていの場合「ある」「である」でいい。たとえば

視覚的刺激の強いコンテンツほど記憶に残りやすいことが知られている。
→視覚的刺激の強いコンテンツほど記憶に残りやすい。

この高い離脱率は、ユーザー体験に問題があることを意味している。
→この高い離脱率は、ユーザー体験が問題だと思われる。

日本国内でも同じ傾向が確認されている。
→日本国内でも同じ傾向がある。

同様の兆候を示している。
→同様の兆候がある。

といった具合だ。

受動的な表現「〜を意味している」「可能性を示唆している」「ことが知られている」は避け、より直接的で能動的な表現に変える。などと指示するといい。

AIは断定を避けるくせに「包括的な」とか「革新的な」のような大仰な副詞を使ってハッタリをかましてから文章を展開していく。どういうバランス感覚なのかよくわからない。

AIの文章はだらだら長くなりがち

「〜おり、」「〜あり、」「〜するが、」「〜一方で、」「〜いることが」「〜ではなく、」「〜が多く、」「〜ようになり、」でつないでいたら文を区切れ

AIは一文が長い文章を書きがちだ。たとえばこんな具合に。

本調査を通じて明らかになったのは、南アジアの地方部において、地場産業は単に「物を売る」段階から、その背後にある「知を編む」段階へと移行しつつあるという事実である。ブックタウンやサードプレイスのような都市的な空間に依存せず、産業の現場そのものが記録の生成場所となり、職人や生産者が自らの歴史を記述する主体となっている点は特筆に値する。

ひとつの文章は、50文字くらいまでのほうが基本的には読みやすい。ただ、いちいち一文が何文字かを数えながら書き直すわけにもいかない。だから実務的には「AIが書いた長々した文章は、人力で前から順番に区切る」という方針でいけばいい。