「培ったノウハウ」で海外進出を図るが…

国内の開発に手間取る中、サウジ勢は野心的にも海外のリゾート開発を手掛ける意向だ。

イタリアのサルデーニャ島の先端沖に、サント・ステファノという小さな島が浮かぶ。プライベートビーチに面した4つ星ホテルは、長年にわたって休業が続いていた。

イタリア・ヴェントテーネ島、サント・ステファノ
イタリア・ヴェントテーネ島、サント・ステファノ(写真=Jon Worth/CC-BY-2.0/Wikimedia Commons

買い手となったのは、サウジアラビアの企業RSGだ。AGBIによれば、運営会社の株式90%を取得した。同社にとって初の海外進出であり、広報担当者は、「紅海やアマラで培ったノウハウを輸出する機会だ」と語った。もっともこの投資額は、RSGがサウジ国内の建設に投じてきた数百億ドルに比べれば小さいとAGBIは指摘する。

対照的に、サウジアラビア国内の紅海沿岸では、年末までに工事が中断される見通しだ。2030年までに81カ所のリゾートを整備する計画は、AFPによれば、年内に完成予定の第1期27カ所で事実上打ち止めとなる見通しだ。

政府プロジェクトの関係者はAFPに、「紅海プロジェクトは、より多くの資本を呼び込み、莫大な収益を生み出し、最終的には財政的に自立すると考えられていた。しかし、それは決して実現しなかった」と認める。

国内の不調を補うかのように海外進出を図るが、成否は不透明だ。

検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます

【関連記事】
帝国ホテルでも椿山荘でもない…「ミシュランガイド」が太鼓判を押した意外すぎる日本のホテルの名前
腸の壁に穴が空き、全身がボロボロに…内科医が「毎日食べてはダメ」と警告する"みんな大好きな朝食の定番"
習近平が「日本に行くな」と煽った悲惨な結末…「8万円の激安ツアー」でロシアに向かった中国人観光客の誤算【2026年7月BEST】
「家の近所を歩く」よりずっと効果的…精神科医「ウォーキング効果を最大限に引き出す」とっておきの場所
11体のラブドールと暮らし"正しい性行為"を楽しむ…「人より人形を愛する男たち」が奇妙な生活を始めたワケ