「培ったノウハウ」で海外進出を図るが…
国内の開発に手間取る中、サウジ勢は野心的にも海外のリゾート開発を手掛ける意向だ。
イタリアのサルデーニャ島の先端沖に、サント・ステファノという小さな島が浮かぶ。プライベートビーチに面した4つ星ホテルは、長年にわたって休業が続いていた。
買い手となったのは、サウジアラビアの企業RSGだ。AGBIによれば、運営会社の株式90%を取得した。同社にとって初の海外進出であり、広報担当者は、「紅海やアマラで培ったノウハウを輸出する機会だ」と語った。もっともこの投資額は、RSGがサウジ国内の建設に投じてきた数百億ドルに比べれば小さいとAGBIは指摘する。
対照的に、サウジアラビア国内の紅海沿岸では、年末までに工事が中断される見通しだ。2030年までに81カ所のリゾートを整備する計画は、AFPによれば、年内に完成予定の第1期27カ所で事実上打ち止めとなる見通しだ。
政府プロジェクトの関係者はAFPに、「紅海プロジェクトは、より多くの資本を呼び込み、莫大な収益を生み出し、最終的には財政的に自立すると考えられていた。しかし、それは決して実現しなかった」と認める。
国内の不調を補うかのように海外進出を図るが、成否は不透明だ。
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