安物を買う余裕はない
支出を減らしたいなら、まず支出を増やしてみよう。
直感に反するように聞こえるかもしれないが、安物を買う余裕はぼくたちにはない。
2000年代のはじめ、ぼくはあまりお金をもっていなかった。
スキーが大好きで、新しいスキーパンツが必要だった。選択肢は明確だった。1シーズンしかもたないかもしれない安物を買うか、6倍の値段だが高品質で長持ちするパンツに投資するか。
痛手ではあったが、ぼくは品質を選んだ。
20年経ったいまもそのスキーパンツは現役で、子どもたちが使っている。
当時は苦痛だったけど、これは圧倒的に安上がりな買い物だったと証明された。もし安物を選んでいたら、毎年買い替えることになり、結果的にずっと多くのお金を使っていただろう。さらに、スキーをするたびにそのことを後悔する精神的負担もあったはずだ。
これは強烈な教訓となった。ぼくはいまでも「安物を買う余裕」があるほど稼げていない。
貯金より大事なこと
経験はお金よりも価値がある。
人生の終わりに、ぼくたちは愛するひとたちと過ごす時間よりも、仕事やお金を選んだことを後悔することになるだろう。
経験にお金を使うことは、贅沢に感じるかもしれない。
貯金しろといわれるのは承知しているが、愛するひとたちとの経験にお金を使うことを強く勧めたい。
いつか、君が貯めたお金は、忘れられない思い出の価値には到底及ばなくなるだろう。

