お金の使い方を「自分の価値観」と一致させよう
ある話をしよう。
ぼくの友人で、『It Starts with Food(すべては食からはじまる)』の著者でもあるダラス・ハートウィグは、重要な経済的な決断を下す必要に迫られていた。ぼくは彼に明確な判断材料を提供するため、次に会うまでの30日間、支出を記録するよう提案した。
再会したとき、ダラスは自分が食費にいくら使っているかを知って、その金額に「恐怖を覚えた」と語った。
でもそれは皮肉なことだ。
彼は高価で良質な食材を使った美味しい食べ物について考え、その重要性をひとびとに伝えることにキャリアの大半を費やしてきたのだから。
一見過剰に見える支出が、実は彼の核心的価値観と一致していた。
この気づきは、彼の幸福感に大きな影響を与えた。ぼくもアウトドア用品や冒険体験に費やすお金の多さに、かなりイライラしたことを覚えている。でも皮肉なことに、ぼくにとってもっとも大切なのは、家族との時間、とくに屋外での時間だった。
お金の使い方は、ぼくたちの価値観を直接反映している。子どもたちとの冒険体験への支出は、ぼくの幸福感を高めていたのだ。
価値観とお金の使い方を一致させることは、時に不快感を伴う。それは経済的には不都合な選択と向き合うことを強いるからだ。でもこの不快感から逃げるのではなく、必要な変化を起こす糧としよう。
道筋はこうだ――自分の価値観を明確にし、お金の使い方がそれに合致しているかを確認する。
一致度が高まるほど、幸福感もついてくる。
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