「1分、1行」だけ書く

「今週は忙しいから、来週あたり、ゆっくり時間が取れたら書こうかな」

そう思ったまま、ハッと気づけば、もう何カ月も経っている……なんて、よくある話です。私も数え切れないほど経験しています。

仕事が一段落したら? 家族の予定が終わったら? そんな絶好のタイミングがやってくるのは、もはや奇跡です。

そこで、発想をちょっとだけ切り替えてみませんか?

「1分あれば、1行書ける」。そう思ってみてください。

電車を待っている1分。会議が始まる前の1分。お湯が沸くまでの1分。その1分で、思いついたことを一言だけメモしておく。「最近気になること」「さっきの上司の一言」「嬉しかったこと」。それだけでいい。1行でいいんです。

電車を待つ間スマホを確認する人
写真=iStock.com/Yuuichiro Koyanagi
※写真はイメージです

メモを見返すのが面白い

面白いのは、メモを後で見返したときです。「ああ、あのときこんなこと考えてたんだ」と、ちょっと笑えることもあります。自分の頭の中って、意外と面白い。「何これ?」って思うメモもあるし、「あ、これいいかも」って思うメモもある。メモが3つ、4つと溜まっていくと、バラバラだった言葉たちが、ふとつながる瞬間があります。そこから文章が生まれます。

メモを眺めていると、あの日の記憶や感情がふわっと蘇ってきて、「ちょっと書いてみようかな」って気持ちになります。その気持ちを大切にしてあげてください。

まとまった時間なんて待たなくていい。ほんの1分だけ、1行だけ。

その積み重ねが、あなたを書ける人に変えていきます。