「50年ローン」のこわい落とし穴
購入時期をずらすのも一つの選択です。「今買わなければ」と焦る必要はありません。家賃を払い続けることにはなりますが、その間に頭金を増やせば借入額を抑えられますし、家族構成や働き方の変化を見極める時間にもなるでしょう。ただし、住宅価格や金利が動く可能性もあります。「頭金がいくらになったら」など、購入を再検討する条件を決めておくと安心でしょう。
共働き世帯では、育児や介護、病気、転職などで、どちらかの収入が減っても返せるか、家計に当てはめてみましょう。50年ローンなどの超長期ローンは、月々の返済額を小さく見せますが、住宅が安くなるわけではありません。返済期間が長いほど一般に総利息は増え、老後まで債務が残りやすくなります。
総返済額と65歳時点の残高、完済年齢を確認し、「余裕ができたら繰り上げ返済する」という計画が本当に実行できるかまで考えましょう。
マイホームの限界額は、銀行が貸してくれる金額ではなく、購入後も無理なく返せる金額です。返済負担率20〜25%を目安に、教育費や老後資金を準備しながら、収入減や金利上昇にも耐えられるかを確認しましょう。
人生には旅行や趣味、子どもの教育など、住まい以外にも大切にしたいことがあります。家を買ったあとも、やりたいことを楽しめるかどうか、よく考えた上でわが家に合った価格を選びましょう。

