うどんとそば、血管に負担が大きいのは…
うどんは基本的には小麦が100%。これに対して、そばはそば粉が入っているので、よりヘルシーな食べものだと思われている。実際、うどんは食べたあと、血糖値が急激に高くなるが、そばの場合はゆるやかに上昇する。
「GI値(グリセミック・インデックス)」という指標を見れば、両者の違いは明らかだ。GI値とは、食後の血糖値の上昇具合を示す指標のこと。ブドウ糖を100とし、これを基準として、さまざまな食品で数値化されている。GI値が高いほど、食後に血糖値が急上昇。血液の粘り気が増して、血管の負担が大きくなる。
加えて、脂肪をため込みやすくなり、肥満にもつながってしまう。GI値は数値の高さによって、「高GI食品」(70以上)、「中GI食品」(56〜69)、「低GI食品」(55以下)に分類。うどんは「高GI食品」、そばは「低GI食品」に分けられている。
こうした血糖値との関係から、そばはうどんと比べて、血管に対する負担がずっと少ない食べものなのだ。また、そば粉には「ルチン」というポリフェノールが含まれているのも見逃せない。
小麦粉が入っているそばには要注意
かつてはビタミンPと呼ばれた成分で、強力な抗酸化作用に加えて、毛細血管を強化する働きも持っている。この点から見ても、うどんよりもそばを多く食べるようにしたいものだ。ただし、そば粉100%の「十割そば」ではなく、安価なそばには小麦粉が多く含まれている。
値段が安ければ安いほど、その傾向は強いようだ。ほかに気になるのは塩分。十割そばに塩は使われないが、小麦粉混じりのそばを打つときには、グルテン(小麦粉のたんぱく質)を引き締めるために塩が欠かせない。
その大半はゆでる際に湯の中に流れ出るが、ゆで上がった麺の中にも残る。できれば、十割そばを食べるのがいいだろう。もちろん、ラーメンなどと同様に、塩分たっぷりのつゆは残すようにしよう。

