タイでの性別適合手術

「タイにはおよそ2週間滞在しました。帰国後も療養は必要なので、たまった有給休暇を使ってトータル1カ月休みました。僕の場合は、途中で面倒ごとが起こるのは避けたかったので、日本のガイドラインに沿って進めました。

カウンセリングで性同一性障害の診断を受けた後、大学病院で体の検査を受けた上で男性ホルモン注射を打ち始め、ホルモン剤の影響やメンタルの変化を慎重に観察し、1年以上の期間を経て手術を受けました。子宮・卵巣を取れば女性ホルモンがほぼ作られません。なので生涯にわたって男性ホルモン投与が必要になります。その後は、ホルモン剤を長期間打てないと体調が少し悪い気がしますが、定期的に打っていれば問題ありません」

ちなみに、タイへの渡航費用やチケットの手配、送迎、入院、手術、術後抜糸までのホテル滞在費、近隣への観光の付き添い、動く先々での同行通訳、妻の同行代などがパックになって、100万円ほど支払ったという。定期的なホルモン治療は自費診療で、1回あたり2650円とのことだ。