批判の根本は「利権アレルギー」
こうした重要な役割を果たしているJAなのに、なぜ批判ばかりを浴びるようになってしまったのでしょうか。その最大の理由は、メディアや一部の専門家が、JAを「農家の協同組合」ではなく「巨大な既得権組織」としているからです。
確かにJAグループは、農産物の流通・販売、資材の供給だけでなく、銀行業務(JAバンク)、保険業務(JA共済)などを担う日本有数の巨大組織です。さらに全国の組合員や准組合員を合わせると1000万人を超える規模で、その社会的影響力が非常に大きいことは間違いありません。こうした規模の大きさから「農家のための組織」というより「農業政策を左右する存在」と受け止められることがあるのです。
近年では、米価高騰や農林中央金庫の巨額損失報道などをきっかけに「農業の問題はJAが原因ではないか」という見方が広がりました。
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