不安を解消するためにすぐやりたいこと
文明社会で不安が高じるのは仕方がないので、少しでもうまく解消する手立てを講じましょう。
最大の手立ては「運動」です。
恐怖への対処である「戦う」と「逃げる」はともに運動なので、動物は恐怖を感じたとき爪を立てる、おしりを持ち上げるなど運動の準備をします。
一方で、「隠れる」は運動をしない状態なので、身体に悪いのです。実際に運動をしてしまえば、恐怖が去ったと勘違いして身体が平静状態に戻れます。
お化け屋敷やジェットコースターで本当に恐怖を感じてみるのもいいですよ。恐怖に対処できれば高揚感になるからです。
【悩んでもしょうがないことリスト:不安になる】
・不安はそもそも「危険を避けろ」という生存プログラムだった。
・社会が安全になり過ぎて、危険を解消する機会がなくなってしまった。
・運動で身体を動かせば、脳が「危険の元になる恐怖が去った」と勘違いしてくれる。
・不安はそもそも「危険を避けろ」という生存プログラムだった。
・社会が安全になり過ぎて、危険を解消する機会がなくなってしまった。
・運動で身体を動かせば、脳が「危険の元になる恐怖が去った」と勘違いしてくれる。
夜さみしくなるのはなぜか
私たちの祖先は100人くらいの小集団で、一生、共同生活をしていました。夜も一緒に眠っていたにちがいありません。暗闇に乗じて猛獣が襲ってきたら、みんなで一致団結、戦って追い払ったのでしょう。
共同生活には、息苦しい面もあったのかもしれません。集団の掟を守らなければならないし、集団の中で期待される役割を果たす必要もあります。
文明社会では、そういった集団のしがらみが嫌われたようで、個人で生活する傾向が強くなりました。猛獣が襲ってくることもなくなったので、夜ひとりで眠っていても問題がなくなったのも、個人化傾向が強まった理由でしょう。
しかし、心の働き方は、文明社会の個人化に順応できていません。依然として夜は危険であると感じる(注2)のです。
猛獣がいないはずの暗闇に恐怖を感じると、そこに幽霊がいるなどの幻想を抱く人もいます。幽霊は「見知らぬ敵」であり、現代における危険な存在の象徴です。
こうして、仲間が一緒にいない夜は、孤独を感じやすく、とくにさみしく思うものなのです。
注2:じつはヒトを含めた霊長類の共通の祖先は夜行性だったことが知られている。そのために人類の色感知能力は鳥類などと比べて弱い。

