「30年以内の発生確率80%」はウソだった

四方を海に囲まれ、無数の活断層が走る日本列島。この国に生きる私たちにとって、地震は決して「いつか、どこか遠くで起きる他人事」ではありません。日々日本各地や近隣の国では地震が頻繁に発生しており私たちは常に次の震災の影を隣に感じながら生きています。

「プレジデントオンライン」編集部が今回厳選した3つの記事は、最新の科学が捉えた未知なるリスクと、社会が直面している「データや予測の舞台裏」を多角的な視点から浮き彫りにしています。

1本目は、京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏が、地震の規模が「東日本大震災や南海トラフを上回る」可能性のある“2つの震源地”について詳しく解説します。

2本目は、地震発生率のデータについて。政府は“30年以内に南海トラフ地震が発生する確率”を、当初の「80%」から「20~50%」「60~90%程度以上」に見直しました。背景には何があったのか。東京新聞記者の小沢慧一氏が、意図的に捻じ曲げられてきた数字の真実に迫ります。

3本目は、再び鎌田教授による最新の知見に基づいた南海トラフ地震の最新シミュレーションです。最新研究で浮上した“四連動”という最悪の可能性を挙げ、死者30万人という広範囲にわたる甚大な被害想定を語ります。

公の数字やこれまでの常識を鵜呑みにせず、現在の「正しいリスク」を知ることこそが、本当に役立つ備えへの第一歩になります。ニュースだけでは見えてこない国と専門家のリアルな解説を本文からチェックしてみてください。

東日本大震災や南海トラフを上回る…「M9超えの巨大地震」が起きると専門家が警告する"2つの震源域"

(2026年3月30日公開)

東日本大震災や南海トラフを上回る…「M9超えの巨大地震」が起きると専門家が警告する"2つの震源域"
※写真はイメージです(写真=iStock.com/RyuSeungil)

日本列島はどの場所でも地震が起きるリスクを抱えている。京都大学名誉教授の鎌田浩毅さんは「甚大な被害が出ると危惧しているのが、日本海溝・千島海溝地震だ。M9.1またはM9.3の巨大地震が起き、日本海側の広範囲に大津波が襲来すると想定されている」という――。<続きを読む>

 

南海トラフ地震は「30年以内に20~90%の確率で起きる」?…国と専門家がようやく認めた「地震予測の限界」

(2025年11月30日公開)

南海トラフ地震は「30年以内に20~90%の確率で起きる」?…国と専門家がようやく認めた「地震予測の限界」
南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ「南海トラフ巨大地震 最大クラス地震における被害想定について」より

「南海トラフ地震は30年以内に80%の確率で起こる」と警鐘を鳴らし続けていた政府が、新たな発生確率を公表した。算出方法を見直した結果、「20~50%」「60~90%程度以上」になったという。一体どういうことなのか。この問題を最前線で取材してきた東京新聞の小沢慧一記者に聞いた――。<続きを読む>

 

東日本大震災の"15倍"どころではない…M9クラスの超巨大地震が襲う「西日本大震災」の地獄絵図

(2025年9月1日公開)

東日本大震災の"15倍"どころではない…M9クラスの超巨大地震が襲う「西日本大震災」の地獄絵図
津波で覆われた破片や泥の中の捜索活動(2011年3月20日、陸前高田市)(写真=iStock.com/RyuSeungil)

東日本大震災では、「災害関連死」を含めて約2万2000人が犠牲になった。甚大な被害が想定される南海トラフ巨大地震ではどうか。京都大学名誉教授の鎌田浩毅さんは「最大で死者29万8000人、災害関連死は5万2000人に上ると予想される。しかも、最近の研究では三連動地震が四連動地震になるかもしれないという説が出てきている」という――。<続きを読む>

 
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